試合後スーパーバイジングコーチコメント

スーパーバイジングコーチ/監督

岡村 憲司

<試合総括>
今日も第1Qの入り方はとても良く、第2Qが勝負だなと思ったのですが、昨日の反省を活かしてしっかり修正してくれました。
後半新しいプレーを出したのですが、選手たちもしっかりと実行してくれて、それほど不安にならない試合で、さらにリードを広げてくれて、危なげなく見られた試合でした。
選手の成長を最近感じています。あと3試合まだ成長できると思うので、ここで気を緩めることなく次に向けて、また1から頑張っていきたいと思います。

(連勝の要因は?)
ここまで厳しいトレーニングを積んで、前半戦上手く突き放したり、寄り添っていったり、いろいろ工夫しながら、やってきました。
選手達をいかに自分の理想としているバスケットに近づけていくかという苦労をした結果が今に結びついているのだと思います。
選手誰しもが、自分もです、ここまで連勝できると思っていなかったです。
ただ、相手チームにも言えることですが、毎試合毎試合勝ちたいと思って試合するのが当たり前なので、それに対して自分たちがどう取り組んでいくか。普段の練習から、週末の試合に向けて日曜日に試合が終わった後から、どういうコンディションでどういう練習をしてどうやって相手に臨んでいくのかが大切です。
選手たちはその時間がしっかりしてきたのだと思います。その結果、1試合1試合しっかり戦い、15連勝につながってきたのだと思います。

(MVPのマドゥアバム選手に対する評価は)
今節から特にですが、ボールを持たれる前のディフェンスを頑張ってくれるようになりました。
それは、相手のセンターの選手の疲労を誘って、試合の終盤でシュート確率が落ちるだとか、フィニッシュが弱くなっていくのにつながっているので、リックは点数を取る、チュウはディフェンスを頑張る。そのメリハリがきいていて、それが今のフォーメーションにつながっているし、それをお互いに分かってやってくれていると思います。
今日は日本人の選手たちがよくチュウにパスを出してくれて、チュウもそれに合わせてリングに向かってくれました。

(ランダル選手につく場面もありましたが、大友選手のディフェンスに対しての評価は)
短い時間でしたけどやるべきことはしっかりやってくれたと思います。
ああいったディフェンスの部分を期待していますし、今後も彼の運動能力を活かせる場面で外国人とのマッチアップにも使っていきたいと思っています。

(最後にメンバーを一気に変えたのは、何か意図があったのか?)
彼らも試合感をつかんでおかないと、次の試合に出る可能性もありますし、そういう意味ではああいう場面でも試合に出て何かする、ドリブルをついたりパス出したりディフェンスをするということが大事なので、全員に出場機会を与えました。
次の試合を見据えてという意図があります。

(今のところどのくらいチームが完成しているのか?)
自分も理想が高いので、極論をいうと、自分がベンチの中で何も言わないようになりたいです。
選手たちがすべて考えてオフェンスもディフェンスもすべて考えてやってもらうという形にしたいです。
タイムアウトを取ったら選手たちが話して自分たちでプレーを変えてくれるようなチームが理想です。
実際にそこに近づいている選手はいます。平尾にしても髙橋にしても眞庭にしても、変えなければいけない部分を自分が言う前から言い出してくれます。
前田も試合に出ない時期がかなり続いても腐ることなくそういう面で頑張ってくれてたので、そういう努力をしてたのはみてたので最終的には試合に出したいっていう思いもありました。

(残り3戦に向けての意気込みは?)
全力を尽くすのみです。相手がどこだろうが関係なく頑張ろうと思っています。

試合後ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

岩下 桂太

<試合総括>
試合の入り方は良かったと思います。
最近悪い入り方がなくて、皆が集中してロボッツのバスケットボールをしており、今日も出だしから良いバスケができたのではないかと感じています。
今日一番評価したいのは第2Qです。昨日ひどいやられ方をした第2Qで、17-8という結果でした。
やはりペイントエリアでの得点を重ねることができて、相手にはやられなかった。
そこが一番評価できると思います。明らかにディフェンスに対する意識や、相手の選手へのドライブの入れ方が昨日と違いました。

その変化を出せたのが今のロボッツの強みかなと感じています。
第3Qは相手もメンタル的にかなりきつい時間になってきて、そこで我々が緩むことなく点差を離すことができたことが、今回の勝利の決め手だと思います。
あとは、残りの3試合、一戦一戦、1Q1Q、1ポジション1ポジションを100%で戦う準備をしていきたいと思います。

(この快進撃のきっかけは?)
苦しんできた敗戦、リズムに乗れない時期があったのですが、そういった苦しい時に、しっかりと選手と話していったことが成長に繋がったと思います。。
どんなことでも痛みがないと成長しないと思います。
その苦しんだ時期、痛みが、今の大きな成長に結果としてついてきているのかなと感じています。

試合後選手コメント(#27 眞庭城聖)

PF

眞庭 城聖

<試合総括>
入りは昨日と一緒で良かったのですが、課題だった第2Qも修正できて、ゾーンで新しいプレーを岡村さんが入れてくれたので、それを遂行できました。

(今連勝中ですが、前半戦と後半戦でチームの状態の違いは)
岡村さんが僕たちに厳しく言っていたことは、選手として考える力がなさすぎるということです。
前半身をもって僕たちに知らせてくれたのかなと思っています。
それでゲームを犠牲にしたこともあったり、勝てた試合もあったと思うんですけど、僕たち選手を成長させるためにあえて何も言ってこなかったり、選手として考えさせるためだったと思います。
練習中も試合中も「考えろ」ということを言われ続けてきていました。
もともと選手が発信することがあまりなくて、結局指示されたことだけをやる選手にはなってほしくない。
プロとしてやっていく中でそういうプレーヤーは長生きしないっていう岡村さんの考えがあって、自分で考える力をつけるっていう。
岡村さんから毎日変わってくださいっていわれ続けてくれたおかげで、皆が変わらないといけないと思って、それがかみ合いだしたのが連勝が始まった水戸黒の時期なのかなと今考えると思います。


(11月にも一度1位に立ったことがあったが、その時との違いは)
全然違うと思います。雰囲気もですし、その時期は群馬に勝てる気がしないというかやっていて地力の差っていうのを感じていたのですが、今回2試合戦ってみてそれが全然違って僕は試合をしていてこれは負けないだろうなという自信があったぐらいなので、うちのチームは確実に成長しているんだなというのは、すごく感じています。

試合後選手コメント(#34 チュクゥディエベレ・マドゥアバム)

PF/C

チュクゥディエベレ・マドゥアバム

<試合総括>
しっかりとディフェンスから入れたと思います。
最初から最後までしっかり自分たちのペースで試合を運べたというのはディフェンスの強さが証明できたというか、自分の役目ができたのかなと思います。

(昨日の試合と比べて2Qのディフェンスがカギになったのでは)
今日は2Qでもオフェンス面でアグレッシブにできたのかなと思います。
昨日はファウルトラブルでなかなかアグレッシブにできなかったので、今日はできるだけファウルをせずにというのを意識して落ち着いてプレーして、その結果アグレッシブに点を決めていけたと思います。

(前半戦の苦戦していた時期と連勝中の今と雰囲気の違いは)
後半戦はディフェンスにフォーカスしたことが大きいと思います。
前半戦はどらかというとオフェンスでどうやって点を取っていけばいいのかというのを悩んでいたんですが、自分たちのディフェンスをしていけば、個々はB2の中でもベストなプレーヤーが揃っている思いますし、そこから得点は必然的に伸びてきます。
ディフェンスをフォーカスした結果が今に繋がっていると思います。