試合後ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

アンソニー・ガーベロット

エナジーはしっかりと出せていたが、スローなスタートになってしまった。一定のレベルを保ったプレー、一貫性をもって誰がプレーしても同じように良いプレーができるようにしていかなければならない。

《試合総括》
まずは、昨日に引き続き素晴らしい試合をしてくださった仙台89ERSさんに敬意を表したいです。
仙台さんはこの2試合の勝利を必要としていたと思いますし、そのために素晴らしい準備をしてきていたと思います。
結果的に我々は主力の3選手(#6 小林・#25 平尾・#32 オチェフ)を欠いた中での戦いとはなりましたが、それは全く言い訳にできることではありません。
今日の試合のスタートのところでは、非常にスローなスタートになりました。
エナジーはしっかりと出せていたのですが、それに見合わない形での立ち上がりになってしまいました。
後半になり、シュートが決まり始め、最後追い上げることができたことは、選手たちの素晴らしい頑張りだと思いますし、信頼のおける部分だと思います。
仙台さんはよくコーチされ、規律のとれたチームでしたし、我々に対して本当に対策をしてきたと感じました。
来月は茨城県で仙台さんを迎えるゲームがありますので、今度は我々が仙台さんに連勝できるようにしっかりと準備して臨みます。

(昨日髙橋選手のディナイディフェンスも光っていたが、その中でも福澤選手にスタートを変えた意図は?)
おっしゃる通り、髙橋選手はディフェンスで素晴らしい貢献をしてくれました。
福澤選手はベストなシューターであり、選手の疲労度合いやオフェンスでの良さを考えて今日のスタートとなりました。

(今節できたこととできなかったことについて)
先週の開幕節で非常にいい試合ができて、期待感が高まった中でがっかりさせてしまったことについては本当に申し訳なく思っています。
我々にとって3選手を欠く中でタフなシチュエーションでの試合となりましたが、昨日の試合を含め、ビデオを見返してみても、エナジー、エフォート共に素晴らしいものを出せていたと思いますし、いいディフェンスのシーンもありました。
やはりオフェンス面でのスコア力が課題であり、そこに焦点を当ててプレーをしなければいけないと感じています。
ここまでプレシーズンを含めていい試合とよくない試合を交互に繰り返してしまっていますので、一定のレベルを保ったプレー、一貫性をもって誰がプレーしても同じように良いプレーができるようにしていかなければなりません。

(今後似たようなシチュエーションでの試合が強いられることも考えられるが、今いるロースター・選手層でうまく勝ち続けていくイメージはあるか)
もちろんそのためにチームをつくっています。
例えば昨日はジャーラ(・志多斗)選手がいいプレーをみせてくれました。
疲れもあり、コンディションも整い切っていない中で、各選手毎試合安定したプレーができる、という状況には至っていませんが、それができるようになれば必ずさらなる力になります。ウィル(・クリークモア)選手もプレシーズンゲームでは大きな力を発揮してくれました。
各選手いいものをもっており、チームの勝利のために必要不可欠な存在であることは明らかですので、一体となって全員で勝利を重ねていけるように、修正していきます。

(二ノ宮選手の活躍について)
素晴らしい「戦う姿勢」をみせてエナジー高く戦ってくれましたし、今節リーダーシップをとってプレーをしてくれたと思います、
二ノ宮選手がいたからこそ、今日の最後の追い上げを果たせたのだと思います。

(仙台にはインサイドを中心に攻められた印象だが、そこに対する対応は)
ダニエル・ミラー選手という素晴らしい選手がいる中で、最後のポゼッションのところを含め、今回のメンバーでも近いところまではきていたと思いますが、対応しきれませんでした。素晴らしいプレーをした仙台の選手たちに敬意を表すと共に、我々としては今後チームとして対応できるように修正していきたいです。

(ここからの立て直し方について)
仙台さんは本当に全員で戦っていましたし、よくコーチングされていました。そこが我々との違いだったと感じています。
我々はもっともっとしっかり準備をする必要がありますし、コーチとして、それをガイドするのが私の役割です。
アウェーが続き、10月16日のホーム戦を迎えるスケジュールになりますが、しっかりと修正・変化をして、皆さまに勝利を届けられるように力を尽くしていきます。

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