試合後ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

アンソニー・ガーベドット

しっかりと我々が戦ったこと、勝ちたいという意思が強くあったこと、それが逆転につながった要因。

《試合総括》
まず初めに東京Zさんに対する賛辞を贈りたいと思います。
特に前半は非常に素晴らしいプレーでエナジーと目的意識にあふれたプレーをしていました。
彼らは西宮から神栖まで移動して、非常にタフなシチュエーションだったと思いますが、良くコーチングされたチームだと感じました。
我々に関しては、20点差でリードされる状況になった時に、まだゲームの早い段階であることもありましたし、諦めるのは早いということを感じていました。
そこから5分ほどで10点差まで詰める状況で試合を折り返し、後半からはさらに高い集中力とエナジーをもってプレーすることができました。しっかりと我々が戦ったことと勝ちたいという意思が強くあったこと、それが逆転につながった要因だと思います。
うちはダニエル・オチェフ選手を欠いている状況というのは非常に難しい状況でした。
しかし、その中でもアレクサンダー・ジョーンズ選手が非常に素晴らしいパフォーマンスをみせてくれ、眞庭城聖選手もMVPにふさわしいパフォーマンスを見せてくれました。
また、彼ら以外にも鶴巻啓太選手やジャーラ志多斗選手がチームにとって大きな貢献をしてくれました。特にジャーラ志多斗選手はプレー時間は短かったですが、後半開始のときにチームに安定性をもたらしてくれたと思っています。
我々はこれから連勝を重ねていかなければなりませんし、明日も間違いなく勝たなければならないと思っています。さらにその後もアダストリアみとアリーナでの4ゲームを勝たなければならないと思っていますが、まず明日の試合で勝てるように臨んでいきたいと思います。

(20点のリードを奪われて2回連続でタイムアウトを取った場面ではどのような指示を出したか)
前半はチームがまだハードにプレーしきれていない状況だと感じたので、ポジティブなメッセージを送り、さらにいくつかの戦術面の変更を行いました。そこから相手のスコアの機会を減らすことができました。
オフェンスにおいてはいくつか自由度を高めようとしました。眞庭選手がインサイドに入り、慣れないオフェンスしている中で少しギクシャクしていたので、そこに少し自由度を与えました。

(そんな中、後半点差を詰めて最後に逆転した一番の要因は)
戦術面ではゾーンディフェンスとマンツーマンディフェンスを組み合わせて相手のスコアを減らしたことだと思います。
また、柴田ストレングスコーチがタフにトレーニングをしたことにより、ゲームの終盤になってもやり切る力や最後まで戦い抜く、そんな力を持たせてくれたのだと思います。結果的には信念とファイトによって勝つことができたのだと思っています。

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試合後選手コメント(#2 福澤晃平)

PG/SG

福澤 晃平

最終的に5点差で勝つことができ、25点カムバックできたことは自信にもなった。個人としてもチームとしても反省すべき点にしっかり目を向けて、次の試合につないでいきたい。

《試合総括》
まず、出だしの第1Q・第2Qでは、プレッシャーをかけてくる相手ディフェンスに対して思うように自分たちのバスケができず、一時20点差にまでなってしまったのですが、第2Qの最後残り4分くらいから、ディフェンスを変えたり自分たちのやるべきことを明確にすることによって、少しずつ後半に向けていい流れができました。
後半はその流れのままディフェンスもかたくできたので、最終的に5点差で勝つことができ、25点カムバックできたことは自信にもなりました。
ただ、これを出だしからやらないといけないですし、自分たちも反省すべき点が多かったので、そこをしっかりとやることと、個人的にあまり良いシュートが打てなかったり、最後ファウルをしてしまったり、反省すべき点がたくさんあるので、自分らしい良いプレーで次の試合につないでいきたいと思います。

(試合の途中で具体的に変えた部分とは)
ずっとマンツーマンディフェンスをしていたのですが、ゾーンディフェンスなどをすることによって、相手を悪いオフェンスで終わらせて、そこからブレイクが出るようになりました。そこが一番変わったと思いました。

(明日への意気込みを教えてください)
東京Zさんはフルコートでディフェンスをしてましたし、気持ちを前面に出していて、自分たちは最初少し受け身になってしまっていたので、明日は出だしから相手がやりたいディフェンスを上回る気持ちで、今日の後半にやったようなバスケットをして、今シーズン最初で最後の神栖の2連戦をしっかり2連勝で終われるように頑張りたいと思います。

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試合後選手コメント(#27 眞庭城聖)

ジョーンズ選手の闘争心や勝ちへのこだわりが他の選手にも大きく響き、福澤選手も前半の流れが悪い時にチームを鼓舞し続けてくれた。チームメイトの頑張りによる部分が、今日の勝利につながった。

《試合総括》
前半はうちがダニエル・オチェフ選手を欠いて戦うという部分で、全体的にエナジーが下がってしまったのと、流れが作りづらい状況があり、第2Qの途中で20点差をつけられてしまったのですが、第2Qの終わりから徐々に流れを作ることができて、前半のうちに11点差まで戻せたことが最終的に今日の勝ちにつながったと思います。
後半はアレクサンダー・ジョーンズ選手がゴール下で頑張ってくれました。彼がゴール下にいることで、他の選手に与える闘争心や勝ちへのこだわりが他の選手にも大きく響きました。福澤選手も前半の流れが悪い時にチームを鼓舞し続けてくれました。
僕はどちらかというと精神的にみんなを鼓舞するようなことはできなかったのですが、仲間たちの鼓舞に自分もこたえないといけないという気持ちを奮い立たせることができました。チームメイトの頑張りによる部分が、今日の勝利につながったと思います。

(前半自分たちに流れが来なかった要因は)
オフェンス面でいうと、相手のプレッシャーがすごく強く、ボールエントリーができなかったところで、結果的に速攻をやられてしまったり、勢いに押されてしまいました。 セットディフェンスというよりも、うちの自滅に近い形だと思います。
そこの改善としてセットプレー自体を変えて流れを作れるようなプレーを多用した結果、徐々にうちの流れになったのだと思います。

(勝負どころでの素晴らしいプレーも光り、MVPの活躍でしたが、自身のプレーを振り返って)
フリースローが7本中4本、2Pシュートが10本中5本しか決められていなくて、本当はもっと決めないといけないところで決めきれなかったことが、チームとしてもですが、自分の中でも悔やまれる部分です。
あとは前半で集中力を欠いたようなターンオーバーがあり、そこの反省点が大きいです。

(明日の試合に向けての抱負)
チームの6連勝がかかっていますし、神栖でできる試合も今シーズンは明日で最後なので、神栖で無敗という記録も作りたいですし、明日も絶対勝ちにいきます。オチェフ選手も帰ってくるので、万全の状態で6連勝したいと思います。

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試合後選手コメント(#25 平尾充庸)

PG

平尾 充庸

ゲームの入りでは甘さが出たが、20点差から逆転できたことは力がついてきたと感じる。まだまだ満足していないので、これからも先を見据えた戦い方をしていきたい。

《試合総括》
試合の入りがスローになってしまい、まだまだゲームの入りの部分ではうちの甘さが出たのかなと思っています。
しかし、20点差つけられたゲームを逆転して5点差で勝つという部分では、力がどんどんついてきたのかなと感じています。
このような展開だと守る方が怖く、追う側の方が気持ち的にも楽だと思います。だから今日のようなゲームで逆の立場であってもしっかりと勝ち切れるようなゲーム展開をこれからどんどんしていかなければなりません。
今日で5連勝ですが、まだまだ自分たちは納得していないですし、これからも先を見据えた戦い方をしていけたらと思います。

(後半逆転しましたが、第3Q平尾選手の中でチームを鼓舞するなどの場面はあったか)
前半に関しては、自分たちがやろうとしているフォーメーションでは相手のディフェンスがアグレッシブでボールが動きませんでした。
そこで後半に入る前に、自分のところから攻めて行こうだったり、カード陣ところにしっかりピックアンドロールやスクリーンをかけて崩していこうと話をしていました。
結果的に本当に良い形ができて、その中で自分自身は強気で行こうとは思っていたので、うまく後半に入れたのだと思います。
明日も絶対勝ちにいきます。

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