試合後ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

アンソニー・ガーベロット

クォーターを追うごとにバスケットが良くなり、特に第3Qは非常に良い展開に持ち込むことができた。主力選手を休ませながらプレータイムを分散させて勝つことができたのは非常に良かった。

《試合総括》
序盤は、リズムを掴むという意味ではで苦労した部分があったのですが、徐々に自分たちの展開に持ち込むことができました。
選手たちはバイウィークの後、しっかりと練習を積んできて、バスケットスキルも上がってきています。
クォーターを追うごとにバスケットが良くなっており、特に第3Qは非常に良い展開に持ち込むことができました。
リーグ戦において、勝つことは良いことだと思いますし、特に主力選手を休ませながらプレータイムを分散させて勝つことができたのは非常に良かったです。
特にシーズンの後半になると今日のような戦い方は効いてくると思います。
明日、福島はリベンジをしようと全力で立ち向かってくると思うので、それに負けることなく勝利を掴めるように、そして高いレベルでバスケットができるように臨んでいきたいと思っています。

(第1Qの途中で行ったスモールラインナップは計画にあったのか)
まず、スモールラインアップに関しては事前に考えていました。
外国籍選手のコンディションも踏まえてロースターを考える上で使いましたが、今回のスモールラインナップに関しては、我々のロースターの柔軟性が生きた部分だと思っています。
特に眞庭選手は3番も4番もプレーができる選手で、彼のポジションに合わせてラインナップを変えることができます。
そういった柔軟性が我々の強みであり、カギとなる要素だと思います。

(チームとしては2つのチームができるくらいの厚みを持たせたいのでしょうか)
まず私が日本に来て感じたことは、60試合を戦い抜くには層の厚さは重要だということです。
開幕時にはそれぞれのポジション一人ひとりにバックアップが作れるような状態で臨んでおりました。
そういった意味では、今ケガをしている選手たちが戻ってくれば層の厚さという意味ではより良くなっていくと思います。
そうした中で選手たちがいつでもフレッシュな状態をつくれることが私のプランとしていた部分です。
自分たちは現状、リーグの中でもケガ人の多いチームの一つだと思いますが、徐々に自分たちのプランした通りに近づいてきました。
私としては練習を通して、戦術も技術もさらに成長してほしいと思っています。
例えば福澤選手は他チームではスタートを張れるような選手ですが、ロボッツのスタートの選手と練習をすることでさらに成長していると感じます。
さらに、鶴巻選手も最近になって自分のゲームができていると思います。そういったことも彼ら自身がやるべきことをしっかり信じて自分の能力を信じたプレーをしているからだと思います。
直線的にいくドライブからのアタックを鶴巻選手が試合の中で発揮できているところは、彼が練習の中で成長してきた部分だと感じています。
そうした部分は目標達成に向けて今後非常に重要な部分だと思っています。

''

試合後選手コメント(#27 眞庭城聖)

試合の入りから、中と外のバランスがすごく良かった。昨季福島に負け越したこともあり、リベンジしたい気持ちも強かったので、今季初対決でしっかりと勝てたことには満足している。ここから対福島全勝を目指していきたい。

《試合総括》
試合の入りから、中と外のバランスがすごく良かったと思います。
シュートパーセンテージも前半が終わった時点ですごく高く、インサイドと外のシュートバランスも良かったと思います。
課題としては、しっかりスカウティングされていたこともありなかなか、ボールを思うように回せず、オフェンスがスムーズに遂行できない場面が何回かあったので、そういった細かい部分に関しては、自分たちがレベルアップする上でなくしていかなければならないと思いました。
明日は福島もさらにタフに戦ってくると思います。
個人的には昨シーズン福島に負け越したことは忘れていませんし、リベンジしたい気持ちも強かったので、今シーズン初対決でしっかりと勝てたことには満足しています。
まだまだ今シーズンこれから対戦が多いチームなので、今年は福島相手に全勝目指して戦っていきたいと思います。

(第1Q、第2Qの戦い方のポイントは)
相手外国籍選手の出場時間はこちらが想定していたより少なかったですが、第2Qのうちがうまくいかなかった時間というのは、相手がオール日本人できた時間帯だったと思います。
そういう時の攻め方はどうしてもミスマッチができてしまうので、こちらのオフェンスはインサイドに意識が寄ってしまいました。
その中で相手は簡単にダブルチームをしてきたり、ローテーションして足で上回ってきたので、そこからの速攻やシュートでリズムが掴みづらい部分があったと思います。
結果的にそういう部分でこちらが攻めきれず、どういう風に攻めていくのかは考えていかないといけませんでした。
しかし、ハーフタイムではボールを動かしていこう、いつものバスケットを意識していこうと話しており、それが結果的に後半うまくいったと思っています。

''

試合後選手コメント(#6 小林大祐)

選手がそれぞれ自分の仕事をきちんとこなしていたので、結果的に点差をつけることができた。チームで果たすべき自分の役割を見つめ直し、今日は積極的にシュートを打ちにいった。

《試合総括》
今日のような点差が開いた試合で、相手が日本人だけで出てくるなど、こちらとしてはあまりやったことのない流れだったのですが、ロボッツの選手たちがそれぞれしっかりと自分の仕事をきちんとこなしていたので、結果的に点差をつけることができてよかったと思います。

(個人としてはシュート成功率が100%。ゲームの入りについてどうだったか) ここ6試合で自分の立ち位置を考えて、あえてシュートを打たなかったりしていました。
自分は3×3、日本代表、ロボッツと3足の草鞋を履いている中で、コートでの役割がそれぞれ違ってきます。
代表や3×3ではチームをコントロールする部分が多いのですが、ロボッツに関しては仙台に4連敗、広島にも4連敗している中で、B1に昇格するためには信州や広島に勝てるチームにならないと上がれないと思っています。
そういったことも理論的に考える中で、今の立ち位置では良くないなと感じたので、今日は積極的にシュートを打っていきました。
そしてこれからもこの役割の中で戦っていくと思います。
それが自分の仕事だと思っています。
勝率が高いチームは雰囲気にも余裕があり、プレーオフなどでもいつも通りやっていれば勝ててしまうものなのですが、勝負どころで思ってもいないことをやられたりすることが一番こわいと感じます。
相手の爆発力というのが常勝軍団にとって一番脅威になると思うので、ロボッツはそういう存在にならなければB1には上がれないと今感じています。
なので、これからは昇格至上、勝利至上の考えで何がなんでも勝つという気持ちで戦っていく必要があると思っています。

(第1Qの後半で小林選手がコートの中で点を取りながらチームをコントロールする姿があったが、そこは3×3を通して身についている部分があるか)
やはり勝負所で決めることが大事だと思っています。3×3では1ガード、3ビッグの布陣で練習していて、その1ガードに入ることが多いのですが、3ビッグの選手たちをいかに気持ちよくプレーさせるかというところにいつも焦点を当てて合宿に取り組んでいます。
そういった意味では僕が余裕を持たないとチームも余裕がなくなってしまうので、3×3でそのような経験をさせてもらっているからこそ、ロボッツにも必要な部分だと思いながらプレーしています。
この力はこれからの自分にとっても必要なことですし、日本が世界に勝つために必要なことの一つだと思っているので、そこは意識してコントロールしています。
いわゆるうまいバランサー的ポジションですね。ただ、バランサーになることで消極的になることは違うと思っています。
ここ6試合あえて空気になるという考えのもとでプレーしていましたが、僕の持ち味は出ませんでした。
そこは履き違えてはならないと反省しているので、チームのコントロールに関しては今後もいろいろ考えてやっていきたいと思います。

''

ダイジェスト