リチャード・グレスマン
《試合総括》
非常に苦しい第2Q、第3Qになったゲームでした。こうした部分はまだまだ成長が必要です。
私はこのチームのオフェンスについて責任をもって柔軟に対応し、よりベストな形を見つけていきたいと思っています。
16点差で第4Qを迎え、そこからしっかりと立ち直る力をみせて、追いつくことができました。そして追いつくだけではなく勝ち切ることができた、そういった試合でした。こうした試合ができたことで、ポジティブなメッセージを送れたと思っています。
闘う姿勢をみせることや、やり抜くことはもちろん、16点差を10分間で埋める能力のあるチームなんだというメッセージを伝えられたと思っています。
(後半のタイムアウトについて)
特に19点差をつけられた状況でとったタイムアウトについては、自分としては20点差に離されたくないという思いがありました。
そうした流れを止めることや、チームを落ち着かせるという意味でタイムアウトをとりました。
その時はチーム全体にネガティブな雰囲気があったので、何としても変えたいと思っていました。
私はまだ就任1年目で、チームとしても新しいシステムに慣れていない部分もたくさんある状況です。
そうした中で落ち着かせるということが重要だと感じてタイムアウトをとりました。
(中村選手の活躍について)
第4Qのところで、まず我々に非常にいい流れが続いていたので、そのメンバーを起用し続けました。非常にエナジーがあった時間帯だったと思っています。
中村選手に関してはディフェンスのところで大きな貢献を果たしたと思っています。非常にいいマインドセットをもってプレーしていました。
また、大事な状況でのスリーポイントもありました。自信をもって彼をコートに残し続けることができたと思っています。
(ゲームプランについて)
昨日から大きく変えた部分はありませんでした。相手の岡田選手、高木選手のスリーポイントを抑えるということは引き続き強調していたところです。
リバウンドのところも昨日優ることができていたので、前日のゲームプランを続けていました。
オフェンスに対してはとにかくムーブメントをつくるということを強調していました。それについても昨日と大きくは変わらずプラン通り進めていました。
ゲーム中は大きな変更を加えて、特に第4Qのところでアグレッシブにいこうと伝えていました。
(平尾選手について)
MVPに値する活躍をみせてくれました。特に第4Qのところでは素晴らしいリーダーシップを発揮し、自信に溢れた素晴らしいプレーをしてくれたと評価しています。
平尾 充庸
《試合総括》
途中で自分たちの悪い時間帯が出てしまったゲームだと思います。
ですが、最後まで諦めずに全員で闘って、こうして接戦をものにできた、そして最大19点の差を離された中で逆転できたというのは自分たちの自信になったのかなと思っています。
ですが、まだまだ自分たちが追い求めているバスケットには程遠いと思っているので、しっかりと次節に向けて切り替えてやっていきたいと思います。
(逆転の要因について)
ビハインドを背負っている状態だったので、相手の取りこぼしたシュートのところをリバウンドで自分たちのものにするというところを意識していました。
また、ああいう時間帯でこれまでだったら、ボールが回らずに個人で戦ってしまって、結局点数を縮められないまま終わってしまうということがあったと思うのですが、最後までボールを回しきれたことも良かった点です。
リッチヘッドコーチから指示もでていましたし、自分たちから「こうやってやっていこうよ」とか、「ディフェンスからしっかりと攻めていこう」ということを伝え合うことができました。
時間をかけてしまうとシュートが入らなかった時に時間がなくなってしまうので、15秒を残してシュートを打ってもいいから、どんどんアグレッシブに攻めていこうということを小林選手が言ってくれて、コートに出た5人全員が認識できていたことは非常に大きかったと思います。
(自身の勝負どころでの得点について)
ボールが回っていない時間帯は、アウトサイドのシュートが非常に多くなってしまう時間帯になるので、ペイントタッチをする時間を増やさないといけないというところで、人任せになるのではなくて、まず自分でペイントタッチを増やしていこうということは、昨日の試合からの自分自身の課題でもあったので、意識していました。
(ホームゲーム17連勝について)
自分たちの家、ホームを守らなければならないということもありますし、あとは自分たちのホームでファンの皆さまやスポンサーの皆さまの前で責任をもって戦っているということが勝利につながっていると思います。17連勝ということで次に次にと思ってしまう部分もあるのですが、自分たちの目標と同じで、先を見すぎず、1戦1戦戦っていくことを大切にしたいです。
中村 功平
《試合総括》
昨日ホーム開幕初戦で勝利ができて、絶対に相手は2戦目違ったエナジーを持って挑んでくるという話はしていて、その中でも出だしがすごく良かったのですが、途中外角からのシュートばかりになる時間帯ができてしまい、単発なオフェンスが続いてしまったことで流れが悪くなったのですが、最後意地をみせたというか、粘り強く戦った結果勝つことができて良かったと思います。
(第4Qでの起用について)
もちろん試合に出る準備はいつもしているのですが、第4Qがはじまるタイミングでヘッドコーチから声がかかり、16点ビハインドという状況で、自分はスリーポイントを強みにしていることもあるので流れを変えてこいというメッセージを感じていました。
シュートを思い切って打とうと思っていたのと、自分のスリーポイントが入って10点差になって、そこからさらにディフェンスで声を出して鼓舞して、ということを意識していました。
(今シーズン4試合目でプレータイムが一番長くなったが)
まだまだ自分の持ち味は出せていないと思っていますが、その中でもチームでの役割というのを理解して、今自分に何が求められているのかというのを重要視して、もらえたプレータイムの中でもっともっと結果を残していかなければならないと思います。
(第4Q流れが良かった原因について)
出ている5人が特にディフェンスでコミュニケーションをとって、相手の好きにさせないことを徹底できたことが一番良かったと思います。
(どういった共通認識を持てていたか)
東京Zさんにはスリーポントを武器にされている選手がいるので、そこを抑えようという話をずっとしていました。
キーとなる2選手を小林選手と僕が守っていた時間帯は、スイッチもしっかりと準備をして守っていました。その時間帯ノーマークでスリーポイントは1本も打たれていないとおもうので、ディフェンスはしっかりとできていたのではないかと思います。
(リバウンドなどでも活躍が光ったが)
自分はジャンプ力もある方で、腕が長いということもあるので、高いところにジャンプするのが得意だと思っています。いくべきときは思い切って飛ぶということを意識しています。