敗戦から切り替えて挑んだバンビシャス奈良をホームに迎えての2戦目。昨日最終クォーターの猛追に貢献した#4 小寺ハミルトンゲイリー、#13 中村功平、#29 鶴巻啓太が今シーズン初めてスターティング5に名を連ね、序盤からアグレッシブなディフェンスで試合に入ると、昨日苦しんだインサイドへの対応、タイトなディフェンスからの速攻、セカンドチャンスからの得点、アウトサイドからのシュート確率など、攻守で集中力高く自分たちの強みを出し、終始リードする展開に。
最後までリズムを崩さず、中央大学出身の同期である若手コンビ、鶴巻、中村の活躍が際立つなど、チームとしての収穫も多いGood WINとなりました。
鶴巻、中村は揃ってMVPに選出(MVPに2名が選出されるのはクラブ初)されました。
なお、鶴巻は3rdユニフォーム着用試合で2年連続のMVP受賞となりました。

#4 小寺ハミルトンゲイリー、#11 チェハーレス・タプスコット、#13 中村功平、#15 マーク・トラソリーニ、#29 鶴巻啓太
試合後ヘッドコーチコメント
リチャード・グレスマン
昨日の厳しい負けから修正がよくできた。ポジティブな要素を得られた試合になった。
《試合総括》
素晴らしいゲームができたと思います。昨日の厳しい負けから修正がよくできました。
特に中村選手、鶴巻選手、タプスコット選手、小寺選手をはじめとして、複数の選手が本当に勝利に貢献してくれた、ポジティブな要素を得られた試合となりました。
(スタメンを大きく変更した狙いについて)
昨日の試合において、第4Qで20点差から2点差に追い上げるのに大きく貢献した5人を起用しないわけにはいかないと考え、現状でベストなラインナップとしてスタメン起用の判断をしました。
(中村選手、鶴巻選手への評価)
彼らがプレーしている時間を非常にポジティブな時間にしてくれたと思います。
オフェンスのみならずディフェンスでも非常に良い貢献をしてくれましたし、目的意識や集中力をもって素晴らしいプレーをしてくれました。
今回の彼らの活躍は、我々の層の厚さを示したなと思っています。
同じポジションにもベテランの選手が控えており、チーム全体としてこうした若い力が発揮されはじめたことを喜ばしく思っています。
(中村選手、鶴巻選手に試合前にかけた言葉は)
昨日のゲームが非常に良かったので、そこは自信を持ってほしいということを伝えました。
試合後選手コメント(#13 中村功平・#29 鶴巻啓太)
中村功平・鶴巻啓太
僕たちの若さを生かしたスピード感溢れるプレーを出していこうということは2人でも話していた。
《試合総括》
[鶴巻]
今日はアグレッシブにディフェンスをして、相手のインサイドを抑えていこうとチームで意識を共有していました。
前半の入りを大切にしていたのですが、悪くない形で入れたと思います。
ディフェンスで、少し簡単にやられてしまった部分もあったのですが、修正しながら、試合を通して一貫して激しくディフェンスができたのではないかなと思います。
[中村]
昨日負けてしまって、今日は鶴巻と僕で今シーズン初のスタメン起用となったのですが、昨日の試合も重たい空気で、ここ最近のロボッツの負けるパターンにもなってしまっているのですが、重いままずるずるいって負けてしまうということがあり、少しでも僕たちの若さを生かしたスピード感溢れるプレーを出していこうということは2人でも話していました。
鶴巻も言ったように、完璧ではなかったのですが、スピードのある流れもつくることができて入りは悪くなかったのではないかなということと、昨日インサイドに苦しめられたので、今日は昨日から少し変化を加えたディフェンスが機能して今日の勝ちにつながったかなと思います。
(互いの存在について)
[鶴巻]
僕のことを一番良く分かってくれている、相方という感じです。
一緒にコートに出てプレーをしている時は、ここにいてほしいなというところにだいたい彼がいてくれるので、そういった部分でもやりやすいなとは感じています。
[中村]
大学4年間一緒にプレーしてきたのですが、大学の頃からどちらかというと鶴巻がメインで試合に出ていることが多かったので、鶴巻が活躍しているのを見て僕も頑張らなきゃと刺激を受けていたということがありました。
ロボッツでもシーズンのはじまりは鶴巻もそこまでプレータイムをもらえていなかったのですが、ここ最近は鶴巻がディフェンスで信頼を勝ち取ってプレータイムを伸ばしていて、今日も前半鶴巻がすごく活躍をしているのを見て、僕ももっと頑張らないとと思わせてくれました。
互いに切磋琢磨していくことのできる、高め合うことのできる存在かなと思います。
(今日は自分のどういった良い点を出せたか)
[中村]
ディフェンスではまだまだ課題があるのですが、得意とする3ポイントシュートで第4Qで3連続、合計4本決めることができ、思い切り打つことができたことはひとつ良い部分を出せたなと思います。
鶴巻選手がアシストをしてくれたシーンもあって、ここに来るだろうなと予測できたことも大きかったです。
[鶴巻]
もともとコーチからもディフェンス面を期待されていて、スタートからアグレッシブにディフェンスをやっていってほしいと言われていて、相手のシューターをマークしていたのですが、入りのところではかなり守れたのではないかなと思います。
あとはアウトサイドシュートよりもオフェンスリバウンドなど、リバウンドのところでアグレッシブにやることが得意なので、オフェンスリバウンドから得点につなぐことができたシーンもあったので、そこは良い部分だったかなと思います。
(今後勝ち上がっていくためにどういったことが必要か)
[中村]
今課題となっているのが、1試合目の悪さで、チームミーティングでも話はしていたのですが、話すだけではなく行動に移さなければいけないと思いますし、練習から必死でやっていきたいです。
準備してきたものを出し切れていない状況なので、選手全員がより意識を高めて取り組んでいくことと、シーズン折り返しで僕らのようなここまでプレータイムが長くはない選手の力、若さも必ず必要になってくると思うので、準備をして、試合でベストなパフォーマンスを出し続けられるようにしていきたいです。
[鶴巻]
同じようなことになってしまうのですが、1試合目が課題で、ゆるく入ってしまうことも多々あるので、練習中からお互いをもっと高めあえるような強度の高い練習を求めて、僕ら若手が下からベテランの選手に対してアグレッシブにしかけにいったり、行動で示して、チーム力を上げていきたいと思います。