出だしは思うように試合を運べず、徐々にリードを許し、第1Q終了時点で16-23と7点のビハインドを背負う展開に。
第2Qに入り、13-0のランで一気に逆転。
その後はワンポゼッション、ツーポゼンッションゲームとなり、4点リードで試合を折り返す。
後半に入り、集中したディフェンスで流れを渡さず、さらに内外角から得点を重ね、リードを2桁に。
最終クォーター、一時1点差まで迫られるも我慢し、ミスマッチなどを有効に活かしながら最終的には18点差での勝利。
全員が役割をしっかりと果たし、貢献して勝ち取った1勝となりました。
MVPは普段からチームにエナジーをもたらし続け、特にディフェンス面で絶対的な存在である#0 遥天翼選手が受賞しました。
#2 福澤晃平、#11 チェハーレス・タプスコット、#15 マーク・トラソリーニ、#25 平尾充庸、#29 鶴巻啓太
試合後ヘッドコーチコメント
リチャード・グレスマン
ゲームプランがよく練られており、我々の強みを消されてしまい、うまくプレーできない部分があった。そういったチームに勝利できて嬉しく思う。遥選手はディフェンスで大きなインパクトを残してくれた。
《試合総括》
土日両方とも、第1Qの出だしでつまずいてしまいました。特にディフェンスの部分で全体での危機感が足りていなかったと感じます。
うまく切り替えて終盤良い締めができたことは良かったです。
東京Zさんはゲームプランがよく練られており、我々の強みを消されてしまい、うまくプレーできない部分がありました。
そういった、コーチングスタッフを含め、素晴らしいチームである東京Zさんに対して勝てたことを嬉しく思います。
3月に入り、終盤戦、どの試合も1戦1戦がより大事になってきます。
さらにチームとして上げていきたいと思います。
(小林選手が不在での戦いについて)
小林選手がいない状況で戦うということで、アジャストが必要な部分はもちろんありましたが、今のチームは私がこれまでコーチングをしてきた中でも最も層が厚いチームで、1人の選手がいないということでものすごく大きな影響があったわけではなく、他の選手にとっても大きなチャンスになったと感じています。
特に遥選手はディフェンスで大きなインパクトを残してくれましたし、20分弱というプレータイムの中で、彼が出ていた時間は+24点という数字も物語っているように、大きな貢献をしてくれました。
次々と活躍をする選手が出てくるのが我々の強みですし、今日も全員が役割を果たしてくれました。
試合後選手コメント(#25 平尾充庸)
平尾 充庸
40分間ロボッツのバスケットをすること、集中することが難しいと感じた試合だった。
《試合総括》
昨日とはまた違ったゲーム内容だったと思います。その中で40分間ロボッツのバスケットをすること、集中することが難しいと感じた試合でした。
良い時もあれば、悪い時間帯もあって波がある、それをどうしても打開できない時間帯というのが、ディフェンスもオフェンスもあって、オフェンスで点が取れない時は守ればいいのですが、それがなかなかうまくいかないということで、今日に関しては相手の3ポイントもよく決まっている中で、中も外もやられたというのがトータルでダメなところなのかなと思っています。
点差を見れば開いているかもしれないですが、点差ほどの実力はまだうちには正直ないなと思いました。
(終盤戦に向かっていく中でのチームの仕上がりは)
まだまだ、どこのチームにも勝てて、どこのチームにも負けるチームだと思っていて、それは日本人選手、外国籍選手が起こっている状況をいかに自分ごととして捉えられているか、また全員が集中できているかということだと思います。
先週の西宮戦の2戦目では全員が集中して、本来のロボッツがあるべき姿を見せられたと思うのですが、それを続けていくことは難しいことで、人間なのでどこか気を緩めてしまったり、そういったところが出てきてしまって、それが伝染してしまうのがこわいところです。
集中しているのが伝染するのは難しいことなのですが、一方で気を抜く、少しのふわっとしたプレーが伝染するというのは今のロボッツにありがちなところなので、そういった部分をなくさなければならないと思っています。
今日の勝ちでやった、頑張ったと思っている選手は一人もいなくて、でもそれを頑張ったね、次も頑張ろうと思えるような試合ができるようにならなければいけないので、現状ではまだまだなロボッツですけど、強いロボッツになれるように仕上げていきたいと思います。
(最終クォーター1点差まで迫られた中でここまで突き放せた要因は)
ディフェンスの強度、ボールが動いたというところだと思います。
また、相手の外国籍選手が一人抜けていたので、うちはミスマッチをつくることができて、そこをうまくつけたことが大きかったのかなと思います。
(熊本戦、越谷戦に向けて)
自分たちのバスケットボールを40分間続けられることが絶対にしなけばならないことで、それができてはじめて他のチームと同じ土俵に立てると思っているので、本当に難しい試合、負けてはいけない試合が続きますが、良い意味で楽しみながら、40分間集中して頑張っていって、その先にプレーオフ、B1昇格が見えると思うので、そのために頑張っていきたいと思います。
試合後選手コメント(#0 遥天翼 )
ディフェンス面についてはコーチも信頼してくれている。だからこそ絶対に崩してはいけない、必ず求められていることを遂行しなければならないということは毎試合考えて臨んでいる。
《試合総括》
個人としても、チームとしても納得のいく内容ではありませんでしたが、勝ちきれて良かったです。
(小林選手不在の中、遥選手のディフェンスの良さが際立っていたが)
ディフェンス面についてはコーチも信頼してくれていますし、だからこそ絶対に崩してはいけない、必ず求められていることを遂行しなければならないということは毎試合考えて臨んでいます。
(終盤戦に差し掛かっている中でのチームの成熟具合は)
良い時は本当に良いのですが、波があるのが出てしまうのが弱みだと感じていますし、最も危機感を持っている部分です。
特に試合の入りのところについては、練習中に言うだけでなく、試合前にも全員が意識して集中する状況を作れるように、伝えていきたいと思っています。
選手同士でも話して、我々に不足しているのはリバウンド、コートでのコミュニケーション、悪い時に耐え抜く力の3つだと思っています。
そしてこの3つを良くしていくことができれば、我慢強いロボッツになれると思います。
ここから強豪といわれるチームとの戦いも続きますので、危機感を持って、我慢強いロボッツになれるようにやっていきたいです。