ゲームレポート

立ち上がり早々#25 平尾充庸、#2 福澤晃平、#11 チェハーレス・タプスコットの連続3Pなどでリードでスタートするものの、熊本オフェンスを止め切れず徐々に追い上げられ逆転を許し、第1Qは24-29の5点ビハインドに。
しかし、第2Qでロボッツのオフェンス力が爆発。#13 中村の2本の3ポイントをはじめ高確率でシュートを沈め、ハイスコアゲームの中9点リードで後半へ。
後半も強度を落とすことなく積極的なオフェンスを展開し、勝利!
MVPは攻守で躍動した#13 中村功平選手が受賞しました。
この勝利でプレーオフ進出マジックは「2」に。
GAME49で茨城ロボッツが勝利し、青森ワッツvs福島ファイヤーボンズで青森ワッツが勝利した場合は、チーム史上初のプレーオフ進出が決まります。

スターティング5

スターティング5

#2 福澤晃平、#11 チェハーレス・タプスコット、#25 平尾充庸、#27 眞庭城聖、#31 アブドゥーラ・クウソー

試合後ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

リチャード・グレスマン

鶴巻、中村の活躍には改めてポジティブな驚きがあった。

《試合総括》
勝てて良かったです。
ディフェンスの出だしのところでは、あまり良いスタートを切れなかったと思っています。スタートのメンバーに限らず、ベンチメンバーも含めて相手を抑え切れなかったという印象でした。
第2Q以降に出していた危機感やインテンシティーの高さが第1Qでは出せていませんでした。
その結果として相手に29点取られてしまったと思っています。
第2Q以降はうまく修正していいディフェンスができたと思っています。
熊本さんは非常にタレントが豊富なチームなので、明日もきちんとフォーカスを当てて臨んでいきたいと思っています。
ひとつ鍵になるところとしては、前半の終わりのところ、点を決めて相手のオフェンスを止めて、そして最後タプスコット選手が平尾選手にドライブ&キックでアシストをして結果3ポイントで終えることができた場面がありました。
最後の1分間で良い流れを作り出すことで次の後半の良い勢いにつなぐことができたので、そういった良い流れを掴むことが大事になるかなと思っています。

(鶴巻選手のディフェンスが光っていたように見えたが)
これはロッカールームでも伝えたことなのですが、鶴巻選手は非常に良い働きをしてくれたと思っています。出場時間23分の中で、彼が出ている時間帯は+26点でした。数字も示している通り、いいプレーをみせてくれました。
もちろん彼のオフェンスの部分も良い部分もたくさんあったのですが、この+26点というのは、彼がディフェンスで大きな違いを出せたことが大きかったのではないかと思っています。
本当に様々な選手を守ることができる選手で、石川選手はもちろん、ウィングの選手、4番ポジションの選手まで、幅広く守れるというのが彼のディフェンスの良さにつながっていたと思います。

(若手の勢いへの評価は)
今日は髙橋選手、小林選手が不在という中で、次の選手次の選手と出てくるメンタリティーが求められている、そんな中で鶴巻選手は特にディフェンス、中村選手はオフェンスのところで非常によく準備ができていたと思います。
シーズンが進むにつれて、彼らがゲームにインパクトをもたらすようになってきました。
彼らは他の選手が出られない時にだけ試合に出るという選手ではなく、勝ちに大きな貢献をもたらしてくれると思っています。
彼らのプレーには高い評価をしていますし、今後にも期待しています。
今日すばらしいパフォーマンスを見せてくれたことには改めてポジティブな驚きがありました。

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試合後選手コメント(#25 平尾充庸)

PG

平尾 充庸

相手のターンオーバーを誘った場面や、リバウンドを強くとった部分など、小さいことの積み重ねで波に乗れた。修正すべきことを修正して明日に臨みたい。

《試合総括》
全体をみると良かったのかなと思うのですが、やはり相手の外国籍選手や起点となる石川選手に好きなようにバスケットをさせてしまったな、というのが今日の反省点です。
オフェンスでは111点取れていて、良い形ではロボッツらしいバスケットができていると思うのですが、外のシュートが入っているだけという部分もあるので、外が入らなかったときにどう2点をとるか、バスケットをコントロールしないといけない部分だと思っているので、正直今日の試合に関してはオフェンスはできすぎだとは思っているので、オフェンスもシュートが入らなかった時にどう改善するのか、ディフェンスも相手選手に好きなようにさせず止められるようにしっかり修正すべきことを修正して明日につなぎたいと思います。

(流れを作った第2Qの評価は)
細かいところで相手のターンオーバーを誘った場面だったりとか、リバウンドを強くとった部分だったり、小さいことの積み重ねで波に乗れたと思います。
最後のブザービーターについても、シェイ(タプスコット選手)が信じてパスを出してくれたので、信じてくれたからには決めないといけないなと思い切って打ちました。

(不在の選手がいる中での若手の躍動について)
鶴巻選手、中村選手は成長をシーズンを通して続けてくれている2人ですし、どんどん頼もしくなっています。もっと遠慮せずにやってほしいと思います。
中村選手なんかは最近遠慮せずにやってくれる場面も増えましたが、そういったものは経験を積まないと成長もできないと思いますし、まだまだ成長できるし、もっともっといいプレーヤーになると思っているので、今日は2人のキャリアにとっても良い経験になったと思います。もっと経験を積んで、2人がスタートで出てもおかしくないと思っているので、スタートにも定着してほしいですし、今後が楽しみです。

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試合後選手コメント(#29 鶴巻啓太)

SG/SF

鶴巻 啓太

外国籍選手相手でも当たり負けしないよう、高さの勝負になる前のところで身体をぶつけて自由に高さで勝負されないようにということを意識している。

《試合総括》
今日は小林選手、髙橋選手がいない、人数が少ない中での試合になったのですが、出ているメンバー1人1人がそれぞれの仕事をきっちりとこなして、第1Qはやられてしまったところもあったのですが、そこからしっかり修正して全員が自分の仕事ができたかなと思います。

(自身のプレーについて)
3ポイントの部分が調子が上がらず、確率も悪いので、ここからさらに練習をして、終盤戦ですけど、空いたら思い切りよく打って決められるようにしたいと思っています。 ディフェンスはファウルを4つしてしまったので、ファウルをせずに止めるディフェンスをしていかないといけないと思っています。

(外国籍選手とのマッチアップでも強さが光っているが)
外国籍選手相手でも当たり負けしないディフェンスができると思っているので、高さでは負けてしまうので、高さの勝負になる前のところで身体をぶつけて自由に高さで勝負されないようにということを意識しています。

(自身の成長について)
最初の方はプレータイムもあまりもらえない状況で、短いプレータイムの中でディフェンスでの信頼を勝ち取って、そこから徐々にプレータイムを伸ばすことができたので、ディフェンスのところで成長できたのかなと思います。

(茨城県出身選手としての今後の意気込み)
唯一の茨城県出身なので、茨城県のチームがB1にいてほしいと県民も皆さまも思ってくれていると思いますし、そのチャンスが今年はあると思うので、しっかり掴み取って昇格したいと思います。

(石川選手とのマッチアップも相手を抑えられていたようにみえたが)
今回髙橋選手がいない中でガードのキーマンにつくことがあるとは思っていましたし、守り切れたとは思いませんが、ある程度止めることができたと思うので、そこは僕の中での収穫でした。

(オフェンス面での心境の変化は)
あいたら打つというのはもちろんですが、スペースがあったらドライブしてペイントタッチを増やさないといけないと思って意識をしてプレーをしています。

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