ゲームレポート

前節、群馬に勝利し勢いに乗る仙台をホームに迎えての1戦目。
序盤から互いにインテンシティ高くハイレベルなワンポゼッションゲームに。
仙台の武器であるペイントエリアでも競り負けないように積極的にリバウンドをとりにいくなど、食らいつく展開。
第3Q序盤に一時11点のリードを許すも、ディフェンス1本から集中し、ファストブレイクからの得点やフリースローを確実に決めるなどで流れを引き寄せ、第3Qの間に逆転を果たす。
第4Qも集中力を切らさず、内外角からオフェンスを展開し、最終的に9点差をつけての勝利。
タフな試合を勝ちきり、自信につながる勝利となりました。

MVPは本日30得点を記録し、史上初のB2個人通算6,000得点を達成した#11 チェハーレス・タプスコット選手が受賞しました。
また、本日の結果により、B2東地区2位が確定。
「B2 PLAYOFFS」のクォーターファイナルをホームで開催できることも決定しました。

スターティング5

スターティング5

#2 福澤晃平、#6 小林大祐、#11 チェハーレス・タプスコット、#25 平尾充庸、#31 アブドゥーラ・クウソー

試合後ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

リチャード・グレスマン

差をつけられたところからディフェンスを1本1本止めて、オフェンスでオープンスペースを作って高い確率でシュートを決めて、逆境を乗り越えたチームが誇らしい。特に鶴巻選手は対仙台というところで非常に重要な役割を担ってくれた。

《試合総括》
今日の試合で勝ちきれたチームを誇りに思います。
10点、11点の差をつけられたところからディフェンスを1本1本止めて、オフェンスでオープンスペースを作って高い確率でシュートを決めて、逆境を乗り越えたチームが誇らしいです。
ディフェンス面においても個々人で貢献してくれた選手はたくさんいました。ハイスコアな難しい試合展開の中でも頼れる選手たちが多くの活躍をみせて勝利をもたらしてくれました。
特に鶴巻選手は対仙台というところで非常に重要な役割を担ってくれたと思っています。
仙台さんはガードの選手でシュートもパスもドリブルもできるというオールラウンドなプレーヤーがいる中で、そういった選手を抑えてくれました。
17分のプレータイムで彼が出ていた時間は+14点というスタッツにもその貢献度の高さというのは表れている部分です。

(得点差をつけられても逆転して勝ちきれる勝負強さが出てきているが、変化は感じるか)
大きくは変わっていないと思っています。
我々としては同じようにプレーを続けているだけです。
行動制限期間で後退することなく継続できているというのは、コーチ陣、スタッフ陣が限られた条件下でもベストを尽くし、コンディションを保つ努力をしてくれたことが大きいと思っています。

(ディフェンスで解決できることが増えているように感じるが)
相手に93点をとられ、ペイントでも44点を許している以上、ディフェンスの改善は必要ではあります。
仙台さんのような素晴らしいチームに対して、明日も強度をあげていかなければいけません。
今日の試合においては、第1Q、第2Qでディフェンスのミスはいくつかありましたが、全体としてはいいディフェンスの遂行ができていました。
仙台さんの能力の高さにより、タフショットを決めきられてしまった場面はありましたが、いい頑張りができていたと思います。
今日逆転ができたのはいいディフェンスによるものであることは間違いありませんが、まだ改善は必要です。

(2位が決定したことについて)
長いシーズンの中で東地区2位を決められたということは嬉しいことであり、選手、スタッフ、ロボッツに関わる全てのみなさまにとって大きな功績だと思います。 しかし、我々はまだまだ成長すべきですし、自信にしつつも、満足してはいけないと感じています。
また、ホームでプレーオフを戦えることは大変嬉しいことですし、楽しみにしています。

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試合後選手コメント(#25 平尾充庸)

PG

平尾 充庸

質が高く、ミスの少ない、いいゲームだった。今後のロボッツにとっても大きな勝利。我慢を覚えたことで勝ちきれるチームの形ができはじめている。

《試合総括》
厳しい試合になることは分かっていました。
仙台さんはリバウンドが優れたチームでもあるので、リバウンドをものにしようと意気込んで試合に入って、リバウンドについては同じ数というところでしたが、全体として質が高く、ミスの少ない、いいゲームだったのではないかと思います。
どちらに転ぶかわからないこのような試合で勝ちきれたということは、今後のロボッツにとっても大きな勝利だと感じています。

(勝ちきれたポイントは)
仙台さんのディフェンスは非常に質が高く、それによって我々もボールを大事にする意識を高く持てていたと思います。
個で戦わず、ボールをシェアしながら、バランスのいいオフェンスを展開することができました。

(気持ちの面では)
ホームのアドバンテージは大きかったと感じています。
負けられない戦いが続く中でなんとしてでも勝たなければならない試合で、ホームの皆さまが背中を押してくれました。

(守備面での平尾選手の頑張りも光っていたが)
相手の得点源であるペイントエリアで簡単に得点をさせないために、
好きにパスを出させないようプレッシャーをかけることを意識していました。
その面では日本人で頑張れたと思っています。
若手選手のお手本にもならなければならないと思っていたので、頑張りました。

(厳しい試合を勝ちきることができるチーム、何か変化は感じるか)
我慢を覚えたということが大きいと思います。
オフェンスでシュートが入らず崩れてしまうとディフェンスも崩れてしまい、個で無理をして戦うようになってしまうというのが今まであったのですが、シュートが入らなくてもディフェンスで頑張ってファストブレイクから得点をしたり、ディフェンスから解決できるようになってきました。
こういうことは最初からできるものではなく、1試合1試合積み重ねて経験を積んで出来上がっていくものだと思いますし、若手選手が我慢をしてディフェンスでハッスルして形をつくってくれているというのも大きいと思います。

(今日で地区2位が確定したが、プレーオフに向けて)
あくまで通過点だと思っています。
目標のために、優勝のために、この短い期間でも成長をしていかなければならないと思いますし、しっかりとチームで話し合って、上を目指していきたいです。

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試合後選手コメント(#11 チェハーレス・タプスコット )

PF

チェハーレス・タプスコット

層の厚さをもって圧倒できた。ディフェンスの安定感をさらに出していくことができれば、オフェンスにもつながって、より良い試合にできる。

《試合総括》
リバウンド、ディフェンスの面でもよく戦えていましたし、シュートもよく決まりました。
チーム全体でオフェンスの調子が良く、いい波がきていると思います。
仙台さんも非常にすばらしい戦いをみせたと思いますが、層の厚さをもって圧倒できたと思います。

(B2個人通算6,000得点を達成したが)
非常に嬉しく思っています。
チームメイトやスタッフがいて、自分がこうしていいコンディションでプレーを続けることができ、こうした記録を達成することができたと感じています。
仲間の存在があってこその記録なので、感謝したいです。

(改めてチームの印象は)
このチームでプレーできることを非常に嬉しく思っています。
会社もたくさんのサポートをしてくれて、素晴らしいですし、これほどのリソースをもったチームはなかなかないと感じています。
そのおかげでこうした自分たちが戦い続けることができています。
また、この茨城県、水戸市も素晴らしい場所です。

(プレーオフに向けて)
ホームでのプレーオフというのは我々が成し遂げたいことの一つであり、非常に楽しみにしています。
ホームでプレーでプレーできることで我々選手も自信を持ってプレーすることができますし、ホームでの勝率も高いです。
チームにとってもプレーオフを戦える経験というのは素晴らしいものですし、優勝できるよう自分としてもチームの助けになりたいと思っています。

(B1昇格のためにつけていくべき力はどういった部分だと思うか)
安定感です。
オフェンスはここ5試合シュートも良く決まり、止めづらいオフェンスができていると思いますが、ディフェンスの安定感をさらに出していくことができれば、オフェンスにもつながって、より良い試合にできると思っています。

(自分自身で打開するだけでなく、チームの連動性の中で得点することも増えているか)
今日の試合に関しては、ビッグマンに対してスピードでのアドバンテージを活かして自分で打開するシーンもあり、それはプランとしてもあったことですが、マーク選手や平尾選手がディフェンスを崩してくれて、オープンな状況でシュートを打つことができるシーンもありました。
自分の役割がスコアすることであることに変わりはないので、チームの力になれるよう継続していきたいです。

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