クォーターファイナル佐賀バルーナーズとのGAME2。
序盤から集中したディフェンスからチャンスを作り徐々にリードを広げるも、点差をあければ追い上げられ迫られるを繰り返す展開に。
流れを渡しかけた場面で#25 平尾充庸選手、#2 福澤晃平選手の精度の高いシュート、#15 マーク・トラソリーニ選手の得点力などが光り、耐え続ける。
#4 小寺ハミルトンゲイリー選手のディフェンスでの貢献も鍵となり、タフな試合を勝ちきり、セミファイナル進出を決めました。
MVPはプレー面でもメンタル面でもリーダーシップを発揮しキャプテンの平尾選手が受賞しました。
セミファイナルは5/15(土)からホームに仙台を迎えての対戦となります。
#2 福澤晃平、#11 チェハーレス・タプスコット、#25 平尾充庸、#29 鶴巻啓太、#31 アブドゥーラ・クウソー
試合後ヘッドコーチコメント
リチャード・グレスマン
手強い相手に勝利できたことを誇りに思う。多くの選手が勝利に貢献してくれた。
《試合総括》
勝利できたことを誇りに思います。
佐賀さんは非常に手強い相手でした。
ロボッツとして良いプレーをしている時間でも、佐賀さんは追いすがってきて、いくつかのタフショットを決めてきました。
それによってゲーム終盤になって、2桁あったリードを1桁に詰められ、非常に厳しい展開になりました。
それだけ佐賀さんの力があったということですし、そういった相手に勝ちきることができたことを嬉しく思っています。
平尾選手は自信を持ってプレーしてくれて、スコアでも貢献してくれました。
また、ベンチメンバーの活躍も大きく、小林選手はディフェンス面で素晴らしい働きをしてくれましたし、小寺選手はリング周りで厳しいディフェンスをみせてくれました。 多くの選手が勝利に貢献してくれたと思っています。
(セミファイナルで対戦する仙台の印象と意気込み)
佐賀戦に集中していたため、まだ仙台さんの試合もしっかりとは見ることができていませんが、よくコーチされた、規律のとれたチームであり、ベテラン選手も在籍し、ディフェンスのレベルの高いチームですので、しっかり準備して臨みたいです。
(昨日のハイスコアゲームから、今日は相手を79点に抑えたが)
80点以下に抑えられたということで、良いディフェンスができていたと思います。
リバウンドで相手を13本上回ることができました。
(選手のタイムシェアも印象的だったが)
レギュラーシーズンとプレーオフでは少し起用も変わってはいますが、ロースター全員が個々の能力を証明してくれていますし、層の厚さ、チームマネジメントは他のチームに負けない我々の強みだと思っています。
全員がポジティブなインパクトを残してくれています。
多くの選手を起用することは難しさもありますが、1人1人がエナジーをもたらしてくれますし、層の厚さは我々の強みだと思っています。
(平尾選手への評価について)
今日も昨日もリーダーとしての自覚を持ち、キャプテンシーを発揮してくれましたし、本当に素晴らしいです。
彼にはアグレッシブさを失って欲しくないと思っています。
パスだけではなくスコアもできる選手であり、彼が持っているテンポも素晴らしいです。
また今日は相馬選手へのディフェンスでも素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれました。
試合後選手コメント(#25 平尾充庸)
平尾 充庸
厳しい時間にシュートが入って勝つことができたが、反省点は多くある。仙台戦に向けて修正していきたい。
《試合総括》
まずは勝ちきることができて嬉しいです。
反省点もたくさん出ているので、仙台戦に向けて修正していきたいと思います。
(昨日と比べて今日の出来は)
出来でいえば似たり寄ったりかなと思います。
まだ自分たちの持ち味は出しきれていないと思いますし、厳しい時間にシュートが入って勝つことができましたが、反省点は多くあります。
リバウンドは相手より13本上回ることができましたが、勝負どころのリバウンドでは競り負けてしまうシーンもありましたし、無駄なファウルもありました。
仙台さんはリバウンドが強いチームですし、非常にバランスのとれたチームなので、簡単に外国籍選手にボールを持たせない、楽にプレーさせないということが大事になってくると思っています。
(ホームで戦ったプレーオフについて)
お客さんがいい会場をつくってくださって、選手の後押しをしてくれたことで、今日もどちらに転ぶか分からない試合を勝ちきることができました。
(苦しい時間、流れを変えようという思いをもっていたか)
普段通りのバスケットができるようにということを意識していました。
自分の役回りとしても、コートに出ている時はある意味コーチのような気持ちでもあるので、流れを変えてやろうというよりは、選手が落ち着いて普段通りプレーできるようにということを考えていました。
(キャプテンとして、という意識はあったか)
例えばルーズボールのシーンで、絶対に届かない、追いつけないだろうというシーンでも無理に走って追いかけて、ということはありました。
そういう姿勢をチームメイトも見ているかなと思っていました。
(セミファイナル進出を決めた平尾選手自身の思いは)
個人的には両手を挙げて喜びたいという気持ちです。笑
ですが、もちろん次もありますし、これはチームメイトにも金曜日の練習でも伝えたのですが、今のメンバーと1日でも長く練習がしたいですし、少しでも長く試合がしたいです。
次につなぐことができたことは喜ばしいことですが、仙台戦に向けてしっかり気持ちを切り替えてやっていきたいです。
(4シーズン目でのプレーオフ、クラブの成長について)
応援してくださっている人は確実に増えていますし、運転していても、ロボッツの車のステッカーをよく見かけます。
まだアントラーズさんやホーリーホックさんの方が多いですが。笑
でも目に見える変化というのは嬉しいですし、だからこそ結果を出さなければならないという思いです。
(今日勝てばセミファイナルをホームで戦えることが昨日の西宮vs仙台で決定していたが、意識はしていたか)
アウェーで西宮戦の場合金曜日開催予定だったこともありますし、スケジュールやホームでできるという点でのアドバンテージは大きいと思います。
ホームをつくってくださるたくさんの人々がいて、我々は準備をするだけなので、皆さんの記憶に残るゲームにしたいと思います。
(プレーオフの難しさを感じたか)
緊張感はありますが、良い意味でそれを楽しんでいます。
試合後選手コメント(#4 小寺ハミルトンゲイリー)
古巣でもある佐賀に勝ちきることができ、セミファイナルに進めることが嬉しい。リバウンドでハードにいこうということは意識していた。
《試合総括》
まずは今日の勝ちでセミファイナルに進めるということを嬉しく思っています。
私にとっては古巣でもある佐賀に勝ちきれたことが嬉しいです。
(守備での貢献が光ったが自己評価は)
今日の試合ではよくできたと思います。
昨日のパフォーマンスはあまり芳しくなかったので、リバウンドでハードにいこうということは意識していました。
プレータイムも多くもらうことができ、良い仕事ができたと感じています。
(第3Qで流れをもたらした印象があったが)
役割を全うすることができたと思っています。
リバウンドやアシスト、スタッツに残らないところでも貢献ができたことを嬉しく思っています。
(声かけなど小寺選手のリーダーシップが目立つシーンも多くあるが)
感情、エモーションを出すことを心がけていますし、そういったところでリーダーシップをとれればと思っています。
私は36歳ですが、バスケットボールに対しては子どものような気持ちで、心から楽しんでいます。
感情を表現し、チームメイトを盛り上げる、鼓舞することは練習から心がけています。
(来週B1昇格をかけた大一番となるが)
仙台は外国籍選手が2名という状況ですが、それをアドバンテージとはいえないくらい本当に強いチームです。
1日1日を大切にやるべきことにフォーカスして準備していきたいです。