勝てばB1昇格が決まる大一番。
開始から互いに譲らず、一進一退の攻防に。
攻守でタフにアグレッシブなバスケットを展開する仙台におされ、前半終了時点で3点のビハインド。
後半、苦しい時間帯もディフェンスから我慢し、勝負どころでオフェンス力を発揮し、逆転に成功。
第4Q、残り1分で同点に追いつかれるも、#15 マーク・トラソリーニ選手のバスケットカウントで再び3点のリード。
その後の仙台オフェンスを会場全体で守りきり、激戦を制してホームでB1昇格を決めることができました!
MVPは#15 マーク・トラソリーニ選手が受賞!
2,178人の皆さまにご来場いただき、昇格決定の瞬間にはキャプテン#25 平尾充庸選手が倒れ込んで涙。
最高の光景で今シーズン最後のホームゲームを締めくくり、B2王者の座をかけたファイナルに駒を進めることができました。
#2 福澤晃平、#11 チェハーレス・タプスコット、#25 平尾充庸、#29 鶴巻啓太、#31 アブドゥーラ・クウソー
試合後ヘッドコーチコメント
リチャード・グレスマン
特に今日のゲームではホームの応援が大きな味方になった。選手、スタッフ、ロボッツに関わる全ての方々に感謝の気持ちでいっぱい。
《試合総括》
本当に嬉しく思っています。
選手、スタッフ、ロボッツに関わる全ての方々に感謝の気持ちが多くあります。
また、仙台さんに対しては非常に大きなリスペクトがあります。
シーズン終盤にかけて上り調子できた素晴らしい選手たちですし、桶谷コーチも素晴らしいコーチで、間違いなく最後まで互いに分からない展開になるだろうと予想していました。
本当にここ2週間の試合をホームでできたことを嬉しく思っていますし、それが間違いなく我々の力になったと思います。
レギュラーシーズンの結果でホームコートアドバンテージをとることができたのですが、特に今日のゲームではホームの応援が大きな味方になったと思います。
ディフェンスのレベルの高いチームである仙台さんに対して最後のところでビッグプレーを出してくれて勝ちにつなげることができました。
特にベテランの選手が力を出してくれました。
平尾選手は9得点8アシスト、ターンオーバーが0と、すばらしい数字を残してくれました。
また、福澤選手や小林選手も重要な局面で重要なショットを決めてくれましたし、マーク選手、タプスコット選手も共にチーム最多得点で引っ張ってくれました。
試合後選手コメント(#6 小林大祐)
勝てて良かった、それだけ。これまで5年間戦い続けてきた眞庭選手や岩下コーチをはじめ、皆さんの思いがあり、積み上げて結果を出すことができた。
《試合総括》
勝てて良かった、それだけです。
これまで5年間戦い続けてきた眞庭選手や岩下コーチをはじめ、皆さんの思いがあって、クラブとして方向性が固まって、そこに向かって積み上げて結果を出すことができました。
(ディフェンスを大事にしなければならないということをシーズン序盤から繰り返し話していたが)
ディフェンスの意識の部分は自分が思うことを伝えてコーチと衝突したこともありますし、それでも強い相手に勝ち抜くためには良いチームディフェンスができるようにならないと感じ、伝え続けてきました。
(自身は優勝経験もあるB2プレーオフの舞台となったが、最後に高くボールを投げた時の気持ちは)
2年前に山谷さんからオファーをもらい、B1に上げてくれと頼まれて、去年はコロナでプレーオフを戦うこともできなかったのですが、ロボッツに足りないものは強い相手に勝ち抜く力だと思っていました。
ここ数試合コーチとも話して、スタートではなく控えから出ることを自分でも望んだのですが、勝ちきるためにそれぞれが自己犠牲をはらうことも大切で、自分としては助っ人として自分を使ってもらうことが自己犠牲かなと思っていました。
鶴巻選手もスタートから思い切りよくプレーして活躍を続けてくれていて、良い形で成就したのかなと思いますし、良かったと感じています。
試合後選手コメント(#25 平尾充庸)
平尾 充庸
ひとつの達成ができたということで、張り詰めていたものが報われたという思い。ファイナルに向けて最後の最後までこのチームで練習、試合ができる喜びを噛み締めている。
《試合総括》
仙台さんもオフェンスでもディフェンスでもアグレッシブなプレーで、出だしはおされる場面もありましたが、タフな試合を勝ちきることができたこと、またホームで昇格を決められたことが嬉しいです。
反省点はたくさんあるので、群馬戦に向けて準備していきたいです。
(試合後涙を見せる場面もあったが、思いは)
キャプテンとして背負っていたものもありますし、ひとつの達成ができたということで、張り詰めていたものが報われたという思いでした。
最後の方のことは覚えていないくらい、こみ上げてくるものがありました。
ファイナルに向けて最後の最後までこのチームで練習、試合ができる喜びを噛み締めています。
(シーズン序盤から言い続けてきた覚悟、厳しさについて)
僕たちはまだ何も成し遂げていないという中でも、このメンバーであれば勝てるであろうという思いがみんなどこかにあって、それで隙ができてしまい、勝つべき試合に勝てなかったり、接戦を落としたりということもありました。
足りないのが厳しさなのか、ポジティブさなのかを話し合って、その中でロボッツの良さは明るさ、楽しさであり、どうやったらその楽しさを出せるかというと、40分間闘うことだということにたどり着くことができました。
それに気づけて体現できたことがひとつ今シーズンの良かった点だと思います。
ここから群馬戦に向けてまだ成長のチャンスは残っていますし、B2優勝して、またB1でも闘えるチームに成長していくことを意識していきたいと思います。
(満員のアリーナの光景について)
今までこけら落としもそうですし、さかのぼって考えても本当にたくさんの方々がホームコートをつくってきてくださったと思います。
そのおかげで、ホームでプレーオフを平常心で戦うことができました。
自分たちだけでは勝てなかったかもしれない、そんな雰囲気、空気を作ってくださった皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。
(キャプテンとして迎えたシーズンについて)
これまで眞庭選手が並々ならぬ重圧を背負っていたんだなと改めて気がつかされました。
また、上にも下にも言わなければならないという難しさがありました。
学生時代にキャプテンをした時は優しすぎると言われたことがあって、自分が鬼になって言わないといけない、優しさを消さなければいけないという難しさもあったのですが、ひとつそれが報われたのかなと思います。
覚悟や責任が一つ形になったことで、今日は最後立っていられないという感覚でした。