昨日、開幕戦を落としたロボッツ。評判通りのディフェンス力を発揮した秋田を相手に、どう修正するか。1戦目で課題となったリバウンドを改善し、ロボッツの攻撃力を発揮できるかが鍵となる2戦目。
TIPOFF直後から秋田のパワフルなディフェンスに苦戦し、12点差で第1Qが終了。第2Q序盤、#29鶴巻、#25平尾の3Pなどで食らいつくも、徐々に差が広がり、24点ビハインドで前半を終える。
第3Qでは6選手が得点を記録したが、終始秋田の強固なディフェンスに手を焼き、試合を通してターンオーバーを23回も許し、26点差をつけられての2連敗となった。
#8 多嶋朝飛、#11 チェハーレス・タプスコット、#15 マーク・トラソリーニ、#25 平尾充庸、#29 鶴巻啓太
試合後ヘッドコーチコメント
リチャード・グレスマン
昨日はリバウンド、今日はターンオーバー。しっかり準備をして、改善してく必要がある。
《試合総括》
結果にも出たように、ロボッツにとってのB1のスタートはタフなものとなりました。もちろん、この週末がタフになるということは分かっていましたが、もう少し競った展開にできればよかったと思います。とにかく、我々はより良く成長していかなければならないと感じています。次の1週間を使って準備をし、1週間ごとにより良くなっていく必要があると思います。
(昨日から変えようとしたことは?)
昨日からの改善点として、リバウンド面は改善できたと思います。一方で、ターンオーバーをかなり出してしまったので、アジャストメントという意味では、自分たちの出すべき持ち味を出すことができませんでした。ターンオーバーの面は改善していきたいと思います。
(第1Q立ち上がり、11点差をつけられたがその後どう修正しようとしたか?)
秋田は立ち上がりからハードにトラップを仕掛けてきました。そこに対しては、スリップをハードにやることを修正点として伝えました。スクリーンの後、スリップをハードにすることで、時にはフェイクスクリーンなど、まずまずのアクションは起こせたと思います。
ただ、大きく変えることはできませんでした。我々のプレーが良くなかったこともありますが、秋田のディフェンスが素晴らしかったことも理由としてあると思います。
(次に向けて、まず何から取り組んでいくか?)
今回の対戦ですが、秋田が本当にいいパフォーマンスをしたと言えると思います。とても高い強度でのディフェンス、素晴らしかったと思います。私たちは昨シーズン、平均で10ターンオーバーでした。今シーズンは12~13ターンオーバーであればOKだと考えていましたが、今日のように23ターンオーバーしてしまうと、どこのチームに勝つのも難しいと思います。昨日はリバウンドで、今日はターンオーバーで大差をつけられてしまいました。まず修正すべきはこの点だと思います。
(秋田まで駆けつけてくれたブースターに向けて一言)
本当に感謝しています。私たちにとってはとても大きな存在です。長距離の移動をしてまでサポートをしてくれる。本当に大きな意味を持っています。自分たちは、節を終えるごとに成長していき、ファンの皆さんにお返ししていけたらと思っています。
試合後選手コメント(#25 平尾充庸)
平尾 充庸
開幕でハードなディフェンスを誇る秋田と対戦できたことはいい経験。しっかりと戦っていきたい。
《試合総括》
秋田のハードなディフェンスにアジャストできなかったことが、今日の敗因だと感じています。また、自分自身もコートで試合に出ていて、外国籍選手2人の昨日の疲労が今日の試合に出ているなと感じる場面がありました。あとは、ターンオーバー。23ものターンオーバーを許してしまうと、どこにも勝つことができないと思います。一方で、昨日の会見でも言いましたが、開幕節で秋田と戦うことができたことは、いい経験になったと思います。
(ワンテンポずれて、後手後手になってしまった印象があるが?)
スタッツを見ても分かる通り、打つべきプレーヤーが自分のシュートタイミングで打てなかったのかなと感じています。昨シーズン終了後にも言っていたのですが、B1の舞台では自分のタイミングでシュートを打たせてはくれないので、しっかり自分でノーマークを作る必要があります。今日も福澤でいうと6の0。そこは改善しないといけないですね。スクリーンにおいても、もっとハードに相手にヒットさせて、ズレを作っていかないとチャンスも生まれないので、しっかりと準備をしてやっていければと思います。
(来週のアウェー、再来週のホーム開幕に向けてブースターに一言)
もちろん、選手は勝つためにやるべきことをしっかりやっていく必要があります。今日もコートに立っていて、遠いところまで応援しに来てくれているブースターの皆さんのメガホンでの応援など、しっかりその存在を感じながらプレーしていました。次は滋賀戦ですが、勝ちを目指して頑張っていきます。
(秋田のディフェンスはB2では感じなかったものだったか?)
B1、B2問わず、他のチームは組織的なディフェンスをしているが、特に秋田は、手の出し方、足の使い方、フィジカルなどここのディフェンス力が非常に高いと感じます。そういった意味では、今まで経験したことがないレベルのディフェンスだったので、いい勉強になったと思います。
(今後改善していくにあたって、どう考えているか?)
特に秋田のディフェンスは、個々の能力が非常に高いので、そう言った意味では組織的なところでカバーしなければと思います。一方で、他のチームでここまで個人でプレッシャーをかけてくるチームがあるかというと、僕はおそらく無いと思います。その意味でも、開幕節で秋田のディフェンスを肌で感じられたことは、運がいいと感じています。これを基準にして、残りの58試合をしっかり戦っていきたいと思います。