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【M-HOPE活動報告】茨城県立医療大学×茨城ロボッツ トレーナー見学会実施

いつも茨城ロボッツに熱いご声援をいただき、ありがとうございます。
茨城ロボッツはこのたび、連携協定を締結している茨城県立医療大学理学療法学科の学生を対象に、トレーナー見学会を実施しました。
見学会には、同学科に在籍する2年生および3年生の学生6名が参加。茨城ロボッツのトレーナースタッフから直接説明を受けながら、実際の練習の様子を見学しました。
実施目的
本見学会は、プロのスポーツ現場で活躍するアスレティックトレーナー(AT)や理学療法士(PT)の役割、日常業務、選手との関わりを間近で見て学ぶことを通じて、将来スポーツの現場で働くことを目指す学生や、スポーツ分野に関心を持つ学生、進路に悩む学生たちに、具体的なキャリアイメージを描いてもらうことを目的としています。
実際のスポーツ現場の「リアル」に触れることで、医療やリハビリテーションの知識が現場でどのように活かされているのかを理解し、自身の進路や将来像を考えるきっかけにしてもらいたいという思いから、今回の見学会を実施しました。
講師
・神部 周仁ヘッドアスレティックトレーナー
・加藤 颯人トップチームアスレティックトレーナー兼ユースチームヘッドトレーナー
・鈴木 愛梨トップチームアシスタントアスレティックトレーナー兼ユースチームアスレティックトレーナー
活動の様子
実際の業務見学に先立ち、講習会も実施されました。
講習会では、茨城ロボッツに所属するトレーナー陣が登壇し、それぞれの経歴やプロスポーツの現場で働くようになった経緯、さらに日々の具体的な業務内容について詳しく説明がありました。




参加した学生たちは真剣な眼差しで講師の話に耳を傾け、自らが抱えている疑問や進路への悩みをトレーナー陣に直接質問するなど、積極的に学びの姿勢を見せていました。現場で活躍する専門職の話を聞くことで、多くの気づきや刺激を受け、有意義な時間を過ごすことができた様子でした。


講習会終了後は、トップチームの練習が行われる会場へ移動。練習前のテーピング対応の様子や、実際に使用されているトレーニング機器・リハビリ用具などについて説明を受けました。学生たちは現場の空気を肌で感じながら、トレーナーの専門性と役割の大きさを実感していました。




練習中は、学生2人ずつが各トレーナーに付き添い、直接話を聞きながら見学を実施。また、復帰を目指してリハビリに励む #3 長谷川選手のトレーニングメニューを実際に体験し、使用している器具やリハビリの工夫についても学びました。選手との信頼関係やサポートの重要性について理解を深める貴重な機会となりました。




さらに、練習後には選手のケアの様子も見学。
トレーナー陣が選手一人ひとりとコミュニケーションを取りながら、コンディションを整えていく様子を間近で見ることができました。選手やトレーナーの方々との会話も交えながら、和やかな雰囲気の中で見学を終えることができました。


【参加者の感想】
茨城県立医療大学3年生
プロの現場で活躍するアスレティックトレーナーや理学療法士の姿に触れることで、自身の将来像をより具体的に描くことができました。選手一人ひとりに寄り添うケアの奥深さや、資格取得の多様なルートに気づき、自分の進路を前向きに捉えるきっかけになりました。また、トレーナーとしての専門性だけでなく、人との関わりを大切にする姿勢やチームの温かい雰囲気にも触れ、「ロボッツを応援したい」「自分もそうありたい」と感じるような貴重な学びの時間になりました。
茨城県立医療大学2年生
2年生にとって今回の見学は、まだ進路を模索する段階でありながら、「ATという職業」や「スポーツ現場のリアル」に対する解像度を高める貴重な機会となりました。多岐にわたる業務や求められる姿勢を目の当たりにし、社会人としての土台作りに必要な視点にも気づくことができました。また、学んでいる知識が実際に現場で活かされている様子を見て、自分の学びに自信と意味を見出すきっかけとなり、学習へのモチベーションが高まりました。
神部 周仁ヘッドアスレティックトレーナー コメント
この度はこのような貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。
私自身も大学生の時にスポーツ現場で働くことへの強い憧れがあったことから、同じような志を持った学生の皆さんと話す機会が持てて大変有意義な時間でした。講義から積極的な姿勢でたくさん質問をしてくださり、多くの刺激を受けました。今回一歩踏み出して参加してくださった学生の皆さんにとって、今後の進路を考える上で少しでも参考になれば嬉しく思います。
今回の見学を通じて、参加学生の皆さんがそれぞれの視点から多くの学びを得てくれたことが伝わってきました。トレーナーという職業に対する理解を深め、将来の道を考えるきっかけとなることを願っています。
茨城ロボッツは、学生の育成とスポーツ現場への理解促進を目的に、今後もこのような取り組みを継続してまいります。