試合後コメント
リチャード・グレスマンHC
-試合を振り返って
今日は最後のホームゲームですし、選手たちのためにもブースターの皆さんのためにも、どうしても勝ちたかった試合でした。ただ、宇都宮さんは本当に素晴らしいチームで、思うような結果を出すことはできませんでした。
今日の試合に臨むにあたり、彼らにとにかく3Pシュートを打たせることが私たちのポイントでした。ですが、彼らは43.6%(17/39)という高い確率で決めきりました。これは彼らを褒めるしかないと思います。
また、選手たちは今日の試合に至るまで、本当に頑張ってくれていたので、最後の最後で体力が持たなかったというのも敗因の一つだと思います。
-B1継続が決まった時の率直な気持ちは
本当に安心しています。頑張ってくれた選手たちのためにも、B1継続を決めることができてほっとした気持ちでいっぱいです。
私はロボッツがB1に昇格した時のHCでもあるので、B1昇格のために一緒に戦った#25 平尾選手、#11 タプスコット選手、#13 中村功平選手、#29 鶴巻選手のためにも、B1に残れることが決まって安心しています。
ですが、ロボッツがこれから先に進むためには、このシーズンから多くのことを学ばなければなりません。二度とこのようなシーズンを送らないためにも、ロボッツのスタンダードを上げる必要があると思います。
-今シーズンを振り返って
私がこのチームに12月に加入してから、本当に大変でした。私の人生の中で最も難しかったシーズンかもしれないです。もちろん私自身も多くのことを学びましたが、本当に選手たちが頑張ってくれました。
何度も何度も話してきたことですが、2勝28敗の時点で、選手たちは諦めてしまっても仕方のないような状況だったと思います。正直、そのままB2に降格してしまう可能性も大いにあった中で、それでも選手たちが本当に頑張ってくれて、私たちはB1継続という目標を遂げることができました。
あと一つ皆さんにお伝えしたいことは、本当にこのチームのキャプテン・#25 平尾選手に感謝しているということです。彼がいなかったら、このシーズンはもっともっと難しいものになっていたと思います。
今シーズンは本当に様々なことが起こりました。HCの交代や主力選手の怪我など、変化の多かったシーズンでしたが、それにも関わらず、#25 平尾選手がキャプテンらしくチームをまとめてくれました。彼がチームをまとめ続けてくれたおかげで、いつ諦めてしまっても仕方のないようなチーム状況をなんとか持ちこたえることができました。 ロボッツブースターの皆さんは既にご存知だとは思いますが、改めて彼の偉大さを知っていただけたらと思います。
#13 中村功平選手
-試合を振り返って
昨日は宇都宮さんのインサイドのディフェンスが固く、なかなか中に攻め入ることができなかったので、今日は3Pシュートを多く打っていこうとチームで決めていました。
前半はみんな積極的に3Pシュートを狙っていき、それが決まっていましたが、後半で疲れが出てきてしまった時に引き離されてしまいました。
-B1継続が決まった時の率直な気持ちは
シーズン当初は、35勝してチャンピオンシップに出場するという目標を立てていましたが、それをシーズンの途中でB1継続という目標に変更したことは、個人としてもチームとしてもとても悔しかったです。
ただ、B1継続という目標に変更してからは、何が何でもそこだけはブレずに達成しようという想いでやってきたので、ホームで勝利してB1継続を決めることができなかったことは残念ですが、目標を達成できたことは本当に良かったと思います。
#25 平尾充庸選手
-試合を振り返って
昨日は大敗で、今日も大敗となりましたが、ラストホームゲームということもあり、一矢報いたいという思いがありました。
全体で3Pシュートを40本以上打とうという指示も出ていた中で、35本しか打ててないというところは宇都宮さんのディフェンスが素晴らしかったということに尽きると思います。
ですが、B1で戦っていく上で超えなくてはいけない壁だと思っているので、どうすればあの堅いディフェンスを崩せるのか、また、どうすれば自分たちの成功確率を上げていけるのかを考えていかなくてはいけません。
アシスト数も7つ相手が上回っていますし、そういった部分で結果が変わってくるのかなと思います。
-B1継続が決まった時の率直な気持ちは
素直に嬉しかったです。昨日の夜から今日の朝にかけて、動いていないのにとても体がだるくなっていました。それまでずっと緊張していた状態だったんだろうなと思います。
自分自身の肌でB1継続を感じることができたのは、新しい感覚でした。自力で取りたかったですが、結果的にB1継続が決まって嬉しいです。
-今シーズン全体を振り返って
キャリアの中でも1、2番を争うぐらい、厳しいシーズンでした。今シーズンが始まる前に、僕はこのチームの特徴を「伸びしろ」と答えました。
シーズンが始まる前からある程度厳しい状況になることは覚悟していたのですが、若手がステップアップすれば、そういった状況にはならないと考えたので「伸びしろ」という言葉を使いました。
今シーズンは色々な変化や出来事があり、自分自身やチームに集中できない時期があったプレーヤーも多かったと思います。中々ステップアップできない中で、僕から厳しい言葉をかけたこともありました。
そういった状況でグレスマンHCが帰ってきて、彼はやはり僕以上に熱い人なので、良い形でチームを締め直してくれたと思います。そこから戦うプレーヤーも少しずつ増えてきて、若手を中心にステップアップしたおかげでB1継続を争えるところまで持ってこれたと思っています。
そういった意味では、厳しいシーズンでしたが、若手の成長を目の前で沢山見ることができたシーズンだったと思います。
#32 ルーク・メイ選手
-試合を振り返って
非常にタフな結果となりました。スタッツに表れている通り、宇都宮さんはバランスが良くてとても良いチームだと思います。
試合内容について言えば、前半はシュートの確率が良かったのですが、後半はシュートが入らず厳しい展開となってしまいました。
-シーズン途中での加入後、プレッシャーの中でも自身の仕事をやり遂げたと思うが、自身としてはどのようなシーズンだったか
今は本当に、B1継続を決められたことを嬉しく思っています。そして、私を信頼してくれた茨城ロボッツというチームに感謝しています。
ロボッツへの加入前はトルコでプレーをしていたのですが、個人的に難しいシーズンが続いていました。その中でも、私は自分の能力に自信を持っていたので、その能力を信じてくれたこのチームに感謝しています。
加入前から、難しい状況で戦っていることは知っていましたが、それでもこのチームに飛び込んでみて、B1継続という目標を達成できて本当に良かったです。